与那国島ダイビングで海底遺跡を見に行こう!

与那国島で数十年前に海底遺跡と思われる跡地が発見されました。現在は、与那国島の重要な観光資源として多くのダイバーが訪れる場所でもあります。今回は、そんな海底遺跡の魅力をご紹介します。

与那国島海底遺跡の概要

与那国島の海底遺跡は、ダイバーによって昭和61年に与那国島の南側で発見されました。巨大な一ワイ岩には人工的に作り出したような跡や階段、隙間などがあり遺跡ではないかと考えられていますが、いまだ謎のまま。

1992年以降の調査で人が関与した痕跡があると判断できないとして、県では「遺跡」として認定されていません。

歴史を覆す?海底遺跡の謎

ただ、これがもし本当に遺跡ならば氷河期に海底に沈んだものになり、約1万年以上前に作られた世界最古の古代遺跡になるといわれています。

そのため一年を通じて多くの観光客がその神秘的な海底地形を求めて訪れます。 一度、この謎の海底遺跡を見ると、その神秘的な美しさに何度もリピートしてしまう人も多いそう。様々な秘められた美しさを持つ遺跡と言えそうです。

与那国島海底遺跡の詳細・見どころポイント 

切り立った岸壁

切り立った岸壁は、与那国島を象徴する景観でもあります。遠い昔に通路として使われていたであろう跡や、様々な隙間がある岸壁も海底遺跡の見どころです。色んな発見がある中、頭の中で空想が広がる不思議な気分を味わえます。

とっても広大な海底遺跡の中を泳いでいると、遺跡探検をしているようなアドベンチャー気分になってきます。

亀のモチーフ

祭祀場跡のような巨石を安置した穴や、カメの甲羅をモチーフにしたような亀石、人工的に彫られたように並んだ3つの穴、台座岩の上に六角形の巨石が置かれた太陽石、さらには人面そっくりの「立神岩」なども確認されています。

当時の人たちは亀などの石を神様、もしくは縁起物として祀りあがめていたのかもしれません。海底にあるのが、なんとも不思議に思えてきます。

御神体の岩

メインテラス付近から南東に約100m程の所の位置にあるのが、御神体の岩です。平坦な岩盤の上に台座のような形状のほんの少し高くなった岩盤があり、その上に大型の丸い岩が鎮座していているのですが、なんとも貫禄があります。

この御神体の岩の周囲には他に何も見あたりません。これを神と見立てて、お祈りをしていたのでしょうか?

スタジアム

メインの遺跡ポイントから約300m東の方向に位置する場所にあるのが、スタジアムです。水深30m~15m程の高さになっています。

その距離はなんと、東西南北各約100mにも及んでいます。ミュージアムのような光景が広がるこの場所は広大な平面の周囲を階段状の地形が周りを覆っているのですが、とにかく広くて、気持ちが圧倒されるのを感じます。

階段・テラス

人工的に作ったような階段が見られます。ただ、階段の大きさは非常に大きく、神殿のモニュメントとして使われていたのではないかと考えられています。

テラスは、直角に切り出された垂直の岩や、平面の岩がいくつも積み重なって構成されており、メイン部分は長さ約23m水深約10mの所に位置しています。この場所は、遺跡ポイントを代表する大きな神殿を示している場所となっているそうです。

柱穴

ダイバーがすっぽりと入ってしまうほどの大きさの円形の穴が最上部のテラス付近に2つ並んでいます。自然が作り上げたとするには、あまりにも不自然なこの2つの穴は並びは水深4m程の所にあり、柱跡と思われています。

またその一方、最近の説では柱を埋め込み、日時計を使っていたのでは?と言う説も浮上してきているそうです。

ループ道路

アーチ門をくぐり、右手に曲がって進むと、遺跡ポイントの南東側に沿うように「ループ道路」と呼ばれる道のようなものが現れます。

もし節理によって上部から石が剥がれ落ちてくるなら、ここにも石が多くあるはず。ですが、ここでは十数メートルほどにわたって落石が見られません。そのため、人の手によって石がどけられた=人工説の証拠になるとされています。

二枚岩

城門をくぐり抜けると最初に入ってくるのがこの二枚岩です。トップの水深は3m弱程度となっているため、比較的浅い場所でもあります。ここは豪快に白波が当たる場所なので、この岩の神秘性をより引き立たせています。

この2つの岩は重なることもなく、もう何万年もこうして寄り添っているのかと思うとその訳を聞きたくなる。

水路

3段くらいの小さな階段をつたっていくと、10m程の直線の溝がまっすぐに東西へ延びている水路があります。水路と言われるこの部分は人が歩いて通るには狭すぎる場所。

またその先にHテラス・柱穴・拝所がある。水は昔から神聖なもので礼拝には欠かせないものだったと考えられます。

拝所

遺跡ポイントの東に進んでいくと、突然この大きな窪みに落ちていきます。その高さは3m程です。壁は付着物もなく大きな岩があるだけとなっています。

この中では潮の流れも無くなり音も途絶え、聞こえるのは自分のエアーの音だけになります。ふと目をつぶるとそれすら消えてしまいそうな程、不思議な空間になっていて、驚くほどの静けさがあります。当時の人々はここで何を願ったのだろう…と思わず思いをはせてしまいます。

モアイ像

人間の顔に似たこの岩石は岩を掘ったり削ったりするには、作業が必要。でも、そんな昔に鉄などが存在しなかったはずの1万年前に、当時の人々はすでに石を使うことでその技術を身につけていたのかと考えられます。

聖なる立神岩は今も昔も与那国島の守り神だからこそ、人々はここに何らかの神を奉っていたのかもしれませんね。そう考えると、このモアイ像も美しい女神のように見えてくるのではないでしょうか?

ぐすく門(城門)

城門のような隙間があるのですが、これはぐすく門(城門)と呼ばれています。ダイバーが一人通り抜けるのがやっとの狭さの通路です。入口であるかのように、ここを通り抜けるとテラスや大きな二枚岩が広がります。

狭いので、少し怖いような雰囲気もありますが、通り抜けてしまうと広々とした空間にでて、まさに秘密基地を訪れたような達成感があります。

海底遺跡の神秘的な光景

海底遺跡の神秘的な光景を一部、ご紹介します。海中宮殿の天井はハート型の穴が開いており、ハートを潜ると願い事が叶うのだとか? なんともロマンチックな雰囲気がありますね。海の中の不思議な世界です。生きているうちに一度行ってみたい場所です。

ダイビング以外でも楽しめる海底遺跡

シュノーケリングで楽しむ海底遺跡

ダイビングの免許を持っていなくても、体験ダイビングを始め、シュノーケルで海底遺跡を間近で見る事ができます。海底遺跡ツアーをしているダイビングショップが島内にはいくつもあるので、海底遺跡探検をした人はぜひチャレンジしてみてください。

ダイビングショップは、空港などにフライヤーが置いてあったりするので、コースの内容や料金などを見て決めるのがおすすめです。

グラスボートで楽しむ海底遺跡

泳ぐのが苦手だからダイビングやシュノーケリングはできない!でも海底遺跡をどうしても見てみたい!という人におすすめなのが、グラスボートを利用するという方法です。

船内はゆったりとしたスペースになっていて、大きなガラスでじっくりと海の中を観察できます。海に入らなくても海底遺跡を船に乗るだけで手軽に見学することができます。船内は密室とは違い、両側が窓に囲まれていますので、自然の風に当たりながら、海底遺跡見学ができます。船に弱い方も、これなら船酔いの心配がありませんよ。

■ 基本情報

与那国海底遺跡の基本情法&アクセス

■ 基本情報

  • ・名称: 与那国島・海底遺跡
  • ・住所:沖縄県八重山郡与那国町4022-128
  • ・アクセス:久部良漁港より徒歩2分、与那国観光船乗り場
最終更新 : 2015年09月15日

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