苔の参道があまりにも美しい。京都「高桐院」の幻想的な雰囲気に引き込まれそう

高桐院は、京都の北区紫野にある大徳寺の塔頭の1つです。大徳寺は20以上の塔頭がある臨済宗大徳寺派の大本山で、一休さんと呼ばれ親しまれている一休宗純が復興した寺としても有名です。あのスピルバーグ監督も絶賛した、美しい苔であふれた高桐院は必見。

幻想的な雰囲気の「高桐院」

大徳寺は人気の寺ですが、境内は竹林や木々が多く、静な佇まいをしていします。大徳寺の塔頭のほとんどは一般公開されておらず、特別公開以外で常に公開されているのは高桐院など4つのみ。高桐院は公開されている塔頭の中でも人気で、風景だけの写真を撮るために早朝を狙って訪れる人もいるほど。

敷地内は竹と苔であふれています

高桐院は利休七哲と呼ばれる千利休の弟子であり戦国時代から江戸時代の武将・細川忠興(三斎)が父・細川藤孝(幽斎)の菩提を弔うために創建した塔頭です。参道からもうかがい知れる高桐院の幻想的な雰囲気は、敷地内へと続き訪れる人を飽きさせない風情があります。

苔の緑が美しい参道

高桐院を入るとすぐに見える、楓と緑の苔に覆われた50mほどの参道は、スピルバーグ監督も絶賛した庭として話題になっていました。手すりの竹は孟宗竹が使われています。この参道までは自由に散策することができます。

高桐院の中でも必見の「楓の庭」

客殿から見る庭は灯籠1基だけが置かれたシンプルな庭で、地面は苔で覆われています。この灯籠は墓所にある灯籠を摸して造られてものです。

茶室「鳳来」でみておきたい庭と「降りつくばい」

客殿の西側にある鳳来から眺める庭も風情があります。茶室の野趣あふれる庭には加藤清正が朝鮮出兵の時に持ち帰り忠興に贈ったと伝えらるつくばいがあり、一般的なつくばいとは違って一段低い場所に設置されていることから「降りつくばい」と呼ばれています。

千利休ゆかりの書院「意北軒」

京都にあった千利休の屋敷を移築した書院で、床の間や違い棚などの装飾はなく、落ち着いた雰囲気になっています。

秀吉の大茶会で使われた茶室「松向軒」

1587年に秀吉が催した大茶会の時に使われたものを移築したと伝えられています。

利休が秀吉に渡さなかった春日灯籠

高桐院の墓所にある灯籠は、最初は千利休が大切にしていたもので、秀吉に所望されないように欠けさせたといわれています。この灯籠は忠興とその妻の細川ガラシャが埋葬されています。

もちろん紅葉シーズンも美しい

緑の楓と苔が広がる高桐院は紅葉のシーズンはさらに美しい庭に変わります。苔の緑ともみじの紅色が重なる美しさ、もみじの紅色に染まる庭。変わらずたたずむ灯籠。角度によって見え方が変わる庭の表情は多くの人を魅了しています。

近くのあぶり餅屋も訪れてみましょう

大徳寺の北側には玉の輿神社で人気の今宮神社があります。この今宮神社の参道の向かい合わせに、あぶり餅のお店が2つあります。あぶり餅とは、一口大の餅を串に刺して炭火で焼いて、白味噌仕立てのたれでいただく名物です。2つのお店はどちらも古い歴史があるので、訪れた人達はどちらの店に入るか悩ましい選択を迫られています。

大徳寺で有名なものに「大徳寺納豆」があります。一般的な糸を引く納豆とは異なり、味噌や醤油のような醸造されたもので、塩味がきいています。大徳寺のバス停前にはこの大徳寺納豆を使った松屋藤兵衛の「松風」が売られています。

高桐院について

■ 基本情報

  • ・名称: 高桐院(こうとういん)
  • ・住所:京都府京都市北区紫野大徳寺町73-1
  • ・アクセス: 北大路駅から徒歩15分
  • ・拝観時間: 9:00~16:30
  • ・電話番号: 075-492-0068
  • ・料金: 大人400円 小人200円
  • ・参考サイトURL: http://kyoto-design.jp/spot/2732

地図はこちら


美しい庭を見に行きませんか

高桐院の他にも大徳寺の塔頭には、豊臣秀吉が織田信長の菩提を弔うために建立した総見院や、豊臣秀吉、黒田如水、前田利家の前田家の菩提寺など戦国武将の墓所や菩提寺がたくさんありますが、ほとんどの塔頭は非公開となっています。高桐院の庭を見ると他の塔頭も気になるほど、高桐院は見ごたえのある塔頭ですよ。
最終更新 : 2016年01月08日

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