勝沼ワインが生まれたのは大善寺のおかげ!?ワイナリー巡りするなら訪れたいぶどう寺 「大善寺」について

日本各地にあるお寺には、それぞれ建てられた理由である「縁起」が伝わっています。山梨県にある大善寺は、日本のぶどうが生まれ、今の甲州ワインに繋がったきっかけとなる縁起が残る珍しいお寺。山梨のワイナリー巡りの途中で、ぜひとも「大善寺」、別名「ぶどう寺」へ行ってみましょう。 


1.日本のぶどう発祥の地、大善寺

現在の甲州市にある大善寺は、養老2年(718)に僧の行基が甲斐の国にきたことから始まります。ある夜、行基の夢にぶどうを持った薬師如来があらわれ(!)、その姿を仏像にうつして薬師如来を作ったことが大善寺のはじまりです。そのため、大善寺のご本尊は、ぶどうの房を手に持った薬師如来です。

行基が村にぶどうも持ち込んだことが、現在の甲州ぶどうの発展のもとになっているそうですよ。全国でも、ぶどうをもった薬師如来は大善寺だけです。その他、敷地内には国宝である本堂薬師堂と厨子をはじめとしたたくさんの文化財があり、見どころ満載です。

大善寺は敷地内にぶどう畑があります。アジサイもたくさん植えてあるので、初夏のシーズンはとてもきれいです。

2.大善寺には国宝や文化財がたくさんあります

1.薬師堂(国宝)

大善寺にはたくさんの文化財があります。なかでも見る人をうならせるのが、薬師堂です。この本堂薬師堂と、なかにある厨子は国宝。桧皮葺(ひわだぶき)で、鎌倉時代の建築です。無駄がなく、計算しつくした屋根のそりなど、おみごとですね。

2.ぶどうを持っている、薬師如来像

大善寺の本尊は「葡萄薬師」です。718年の製作で、国の重要文化財です。写真にある通り、座った姿で左手にぶどうの房をもっています。薬師如来というのはそもそも薬の仏さま。通常は左手に薬壺を持っているはずですが、ここではぶどうなんです。

昔はぶどうが薬として使われていたため、ほかの薬師如来でも台座部分にぶどうの房を、葉でくるんだモチーフのぶどう唐草がかかれていることがあります。大善寺の葡萄薬師は、5年ごとにしか開帳しない秘仏。次回は、2018年の秋(10月)に1週間だけ開帳されます。

3.十二神将立像・日光菩薩+月光菩薩

十二神将も鎌倉時代の仏像です。国の重要文化財の指定を受けています。上野写真のように、今でも色があざやかですね。

ほかにも、優雅に立つ日光菩薩、月光菩薩(下の写真。重要文化財)なども見ごたえがあります。
十二神将と日光・月光菩薩は秘仏でないので、拝観できますよ。

4.敷地に泊まることができる

敷地内にこれほど多くの国宝、重要文化財を所有しているにもかかわらず、大善寺では宿泊ができます。夏休みの合宿や観光客などが利用しています。宿泊料も素泊まり¥4,700~とお安いです。が、どうせ泊まるならお食事付きにしてくださいね。

宿坊のお料理は精進料理ではありません。高価な食材を使っているわけでもありませんが、とにかくおいしく、素朴な田舎料理の魅力が存分に出ています。 どうしても精進料理がいい人は、昼食のみ(10名以上)予約可。コースは2,500円と3,000円です。

5.自家製ワインつき拝観ができる

そもそも宿坊を「ワイン民宿」というだけあり、ワインについてはうるさい大善寺。なにしろ、ご住職と檀家さんが協力して、オリジナルワインを醸造しているんです。ワインは赤・白の2種類あり、どれも甲州ワインの名に恥じない品のある味です。

サイズとしては一升瓶(!)もあるそうなので、ワイン好きの方はいかがですか? 地元の人は、湯のみでぐいぐいいくそうです。かっこいい!

6.庭園

オリジナルワインをいただくのは、庭園が眺められるお部屋。実はこのお庭、山梨県の指定名勝になっており、江戸時代初期の池泉観賞式庭園です。歴史あるものを、出し惜しみしないでどんどん公開するあたりが、豪快な甲州気質ですね。

3.大善寺に行った人は、こんな風に言っています♪

  • 中は非常に重厚な造りで、「はぁ~」と感嘆するばかりでした。
  • もっと腰を落ち着けてじっくりと鑑賞したかったです。
  • 山梨ワインのルーツ、大善寺。
    ぶどうの寺というだけあって、お寺の周りにはぶどう畑が広がっています。 住職さんがここを管理、そしてなんと!!!ワインも作っているんですーーーーー

  • 4.基本情報、地図

    大善寺の周りにも、たくさんのぶどう畑が広がります。

    ■ 基本情報

    • ・名称: 柏尾山大善寺
    • ・住所: 甲州市勝沼町勝沼3559
    • ・アクセス: JR中央線勝沼ぶどう郷駅下車 タクシーで約5分
    • ・拝観時間:9:00〜16:30(4月〜11月)
    •         9:00〜16:00(12月〜3月) 
    • ・電話番号: 0553-44-0027
    • ・拝観料金:500円(グラスワイン拝観、抹茶拝観はそれぞれ800円) 
    • ・宿泊料金:大人 1泊4,700円~
    • ・オススメの時期:通年ですが、本尊薬師如来および脇侍は5年ごと、秋に1週間程の開帳。
    •          次回は2018年。
    • ・公式サイトURL: http://katsunuma.ne.jp/~daizenji/index.html

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    最終更新 : 2015年02月11日

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