二条城は徳川家康が最初に建てた城。歴史が分かる世界遺産の見どころについて。





二条城と言えば京都市内にあるお城で大政奉還が行われた場所としても有名ですね。府庁や皇室の離宮として使われていたこともあり、世界遺産や重要文化財にもなっているので、関西地方へ遊びに行った際は、ここは外せない人気の観光スポットです。魅力がたっぷりあって、伝えきれない部分があるのですが、行く前に知っておくと、より楽しめるここのポイントをまとめてみました。お祭りやライトアップなども行われているので、事前にチェックしてから歴史を感じに足を運んでくださいね。

二条城とは

二条城は京都市中京区にある江戸時代の日本の城跡です。京都市街の中にある平城で、徳川氏が作ったとされています。
徳川家康が京都に宿泊するときの城として建設したのが先駆けで、江戸時代にも何度も将軍がこの二条城に宿泊しました。 二条城は江戸幕府が始まってから終焉を迎える幕末の激動の時代、そして明治維新から戦争の時代まで様々な時代の節目で活躍してきました。

特に、大政奉還から明治が始まった頃二の丸御殿は京都府庁舎として活躍していた時期もあります。

​皇室の離宮でもありました。このお城全体は、国の史跡になっているのですよ。国宝となっているのは、二の丸御殿です。さらには、重要文化財に指定されている建造物が22もあります。二の丸御殿にある障壁画も重要文化財です。ここの庭園も特別名勝ということで、どこを見渡しても貴重な箇所ばかりですね。ユネスコの世界遺産に登録されたのは1994年のことです。

二条城の魅力

二条城の魅力は、やはり美しい平城の形を現在まで残していることでしょう。
天災に襲われながら、復興を遂げてきた「二条城」。日本の100名城としても知られています。
決して高い石垣や天守閣を持つ訳ではありませんが、美しい平城の魅力を私達に教えてくれています。

​実はもともと別の本丸御殿や五層にもなる天守閣もあったのですが、火災によって焼失しています。その為、本丸は旧​桂宮御殿のものを移しています。さらに二の丸御殿の豪華さも素晴らしいものです。桃山文化における武家風の書院造りになっており、格天上や襖絵なども、とても美しいですね。​また、歴史における重要な場面が展開された場所でもあります。

二条城の歴史

二条城は、江戸時代、徳川家康が建てました。関が原の戦いで勝った家康は、上洛時の宿所として利用するために、二条城の建てたと言われています。決幕府は二条城と呼んでいましたが、朝廷は二条亭と呼んでいたそうです。

別荘のような形で使われていたとは、驚きですね!

​かつて、家康が豊臣秀頼との会見場所にもした場所です。また、歴史上最も有名なのは幕末になり15代将軍慶喜がこの二条城で大政奉還を行った事でしょう。この判断により日本は明治という新しい時代に素早く舵を取ることになりました。そう考えると江戸幕府がこの城で始まり、この城で終わりを迎えたと言っても過言ではありません。

ここを見ないで帰れない!

京都の市内にあるとは思えない広さを誇る二条城。そんな二条城の中でも、見逃せないポイントを紹介します。

​二条城には国宝や、重要文化財が数多く存在します。まさしく存在全てが見どころと言っても良いかもしれませんが、特に重要なポイントは幾つかあります。ちなみにこの二条城の正式名称は「元離宮二条城」です。明治時代に皇室の離宮になったことからこの名称になっています。どこまでも歴史の重みを感じられる場所ですね。

二の丸御殿

将軍が大名や勅使と面会したり、顔を合わせる建物です。特に大広間に描かれた松と鷹は将軍の権威を讃える為に欠かせない存在でした。名絵師狩野探幽の作品だと伝えられています。

​この御殿の場所は東大手門より入っていって正面の西方に位置しています。築地塀で囲まれており、正門をくぐっていくと二の丸御殿の玄関が見えてきます。二の丸御殿を色々な区画に分かれています。それぞれは「遠侍」、「式台」、「大広間」、「蘇鉄の間」、「黒書院」、「白書院」という名前になっています。訪問した際はこの順番で巡っていく事になるでしょう。

重要文化財 本丸御殿

本丸御殿は、度重なる天災で焼失してしまった為に、旧桂宮邸の御殿を明治26年から27年にかけて本丸内に移築したものです。この建物は皇女和宮が婚礼前に生活した建物としても有名です。

​徳川家が建てた二条城とは、根本的には無関係の建物になります。春および秋に期間限定公開されていた建物でしたが、現在耐震性の問題があるということで公開は中止されています。その為内部を観るのは難しいですね。昔は二の丸御殿との間の直通廊下があったということですが、現在は無くなっています。内部には狩野派の障壁画が描かれていました。

庭園

二条城の庭園は全部で三つあり、江戸時代に作られた庭園・明治時代の庭園と昭和時代の庭園があります。中でも歴史ある江戸時代の庭園は二の丸庭園で、世界でも高い評価を得ているそうですよ。

​二の丸庭園は、「八陣の庭」という別名があります。桃山様式である池泉回遊式庭園であり、池の中に3つの島があります。蓬莱島、鶴島、亀島という名前が付けられていますね。とっても御目出度い名前をしています。本丸庭園の方は、本丸御殿が移築されてから作られたもので、明治に作られただけあって洋風庭園になっていますね。和と洋の要素が取り入れられた庭園は清流園です。

鶯張りの廊下

二条城には鴬張りの廊下があります。この廊下は下にあるかすがいの部分が歩く人の体重でこすれてきゅ、きゅっと音が鳴る様に工夫されています。外敵の侵入を防ぐ目的もあったそうで、現在では同じ様な廊下を作る事は難しいそうですよ。

​音を発するシステムとしては、「目かすがい」と呼ばれる独特な金具を使っています。「目かすがい」と「釘」の絶妙なこすれ具合が素晴らしいですね。徳川家が公務として使っていた知恩院の大方丈においても鴬張りの廊下が使われています。床板に釘などが出ないようにする為に作った際の、副産物的効果であったという説もありますが、徳川家の用心深さを象徴している方が頷ける人が多かったのでしょうね。​

二の丸庭園

二の丸庭園は、たくさんの名石で作られた池があります。蓬莱島など3つの島があり、とってもキレイな様子を見せてくれます。また、島に架けられた石橋と、二段の滝の石組があり、どこを見ていても飽きることがありません。

また、とても不思議な形をした蘇鉄の植栽がより一層景色に彩りを与えています。

​もともとこの二の丸庭園は、江戸時代に各大名家によって造られた「大名式庭園」様式の先駆けとも言われている庭園です。室町時代の頃の庭園とは趣が異なっているといいます。縦長の石が林立しているのが特に顕著な違いと言われています。二条城に植えられた草花とも上手くマッチしていますね。神仙蓬莱の世界を表現した庭園をじっくり眺めてみてください。

本丸庭園

本丸庭園は、明治天皇の指示の元つくられました。元々ここの場所には、江戸時代の末に茶室と庭園がありましたが、明治に入ると茶室・庭園とも撤去されました。

京都御所にあった旧桂宮御殿を移築したのが、今の本丸御殿。それに付随するように、本丸庭園は作られま明治27年(1884年)に植木商の井上清兵衛により、芝生を主体にした簡素な平庭が新しく作られたと言われています。

​日本庭園と根本的に異なるのは、その庭園が枯山水や池などで構成されているわけではないことですね。植樹や芝生により、自由に回遊できる庭園となっています。池などが無いぶん、かなり広々とした印象を受けるでしょう。芝生の緑がとても眩しいです。簡素な造りだからこその良さというのも、二の丸庭園と対比できて面白いですよ。

清流園

清流園は、和風庭園と洋風庭園とで構成されています。これらの設計は、近代を代表する造園家の一人となっている、中根金作氏が行いました。ここでは市民大茶会を始め、二条城を訪れる賓客のために利用されたりしており、通常は未公開となっています。

梅林

二条城は、春になるととってもキレイな梅を眺められる場所として知られています。それはなぜかというと、梅林があるからです。また、梅だけでなく、桜もキレイにみられる場所として知られているので、春になるとたくさんの人が訪れてきます。

障壁画

二条城はすばらしい障壁画がたくさん見られる場所としても知られています。「虎の間」の障壁画は、トラが竹林でにらみをきかせている様子が描かれていて、なかなかの迫力があります。狩野永徳のおい、狩野甚之丞(じんのじょう)と言われているものです。

それ以外にも約18もの障壁画を見ることができます。

イベントも多数!

たくさんのイベントも開催されているので、いつ訪れても楽しむことができます。下記に特におすすめのイベントをご紹介させていただきます。

二条城ライトアップ

二条城ライトアップは、お花好きにはぜひとも訪れていただきたいイベントです。なぜかというと、元離宮二条城内に咲き誇る山桜や里桜、八重紅しだれなどの200本以上の桜と、庭園のライトアップを見ることができますよ。

その美しさは圧巻!と言われています。
●平成28年3月25日(金曜日)~4月17日(日曜日) 
●午後6時~午後9時30分(入城受付は午後9時まで)

二条城お城まつり

二条城お城まつりは、世界遺産になっている二条城をたくさんの人に見ていただくことをコンセプトにしたお祭りです。

国宝・重要文化財建造物等を公開しているので、普段では見れないものを見ることができますよ。また、人力車に乗れたり、京の老舗名産品展を見たり、アートアクアリウム城、市民大茶会、放鷹術などなどたくさんのイベントが予定されています。
【2015年10月17日(土)~12月14日(月)】

清流園お茶会

毎年5月の3・4・5日に行われているのが、清流園お茶会です。このお茶会は、京都家元会の煎茶六流派により行われています。清流園は普段は一般公開されていない貴重な場所でもありますよ。庭を見るだけでも価値があると言われています。

この会では抹茶ではなんく、お煎茶とお菓子をいただくことができますよ。

実際に訪れた人の感想は…!?

  • 中は広大でゆっくり見物すると、2時間以上はかかるでしょう。庭園は非常に美しいです。また、二の丸宮殿の中も広く見どころ満載で、歩くとキュッキュッとなる廊下と襖絵の綺麗さが印象的です。一度は訪れる価値のある場所です。なお、拝観出来ない日(火曜)があるようなのでご注意を。
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  • 日本100名城に選出されている、この”二条城”。二の丸御殿の廊下が「きゅ、きゅ・・」と泣くのが、当時のままの趣を残しており、感慨深いです。庭園と御殿の組み合わせは写真スポットとしてもとてもきれいに映るので、二の丸御殿の正面と共にオススメスポットです♪
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  • 基本情報と地図

    ■ 基本情報

    • ・名称: 二条城
    • ・住所: 〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
    • ・アクセス: JR京都駅から市バス 9・50・101号系統  ⇒ 「二条城前」下車 
    •        阪急 烏丸駅から 市バス 12・101号系統 ⇒ 「二条城前」下車 
    •        阪急 大宮駅から タクシー 約5分 
    •        京阪 三条駅で地下鉄東西線「三条京阪駅」に乗り換え 「二条城前駅」下車
    • ・開門時間: 午前8時45分~午後4時(閉城 午後5時)
             ※二の丸御殿観覧時間 午前9時~午後4時
    • ・定休日: 年末年始 12月26日~1月4日
            毎年12月・1月・7月・8月の毎週火曜日 
    •       ※ただし当該日が休日の場合は,その翌日を休城日とします。
    • ・電話番号: 075-841-0096
    • ・料金: 一般 600円 中学生・高校生 350円 小学生 200円
    • ・公式サイトURL: http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/index.html

    地図はこちら







    二条城の歴史を調べてみるのもいいですが、実際行って肌で感じてみるのがやはり一番おすすめです。ぜひ、この地を訪れた際には寄っていただきたいと思います。せっかく来たのだから、見学したあとも、京都をじっくりと満喫したいですね!都会という感じの町並みもいいですが、日本人ならではの和風な場所がやっぱり落ち着きませんか?そんな場所で、抹茶のパフェやぜんざいなどの美味しいスイーツなんかを食べたりして、ぜひとも癒されてください!

    素材提供:トリップアドバイザー
    最終更新 : 2016年09月08日

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