シネコンにはない魅力!昭和のかおり漂う「ちいさな映画館」が、今、注目されています。【東京編】

東京には「三軒茶屋シネマ」や「三軒茶屋中央劇場」、「浅草名画座」、「新宿昭和館」など、昭和のかおり漂う定員200人程度のちいさな映画館「ミニシアター」の名劇場がたくさんありました。近年多くの映画館が閉館に追い込まれましたが、まだまだ健在のミニシアターもあります!注目の「ちいさな映画館」をご紹介します。

1. 早稲田松竹 【高田馬場】

1951年松竹の系列封切館として開館、1975年から旧作2本立ての名画座になりました。2002年に休館した際には、早稲田大学の学生を中心とした「早稲田松竹復活プロジェクト」の働きかけにより2003年に再開しました。
デジタル上映だけでなく、35mmフィルム映写機もあり、フィルム上映も行われます。 プログラムは、時勢にとらわれない監督や俳優を特集するなど、昭和の香りを感じる個性豊かな映画館です。

旧作映画の『名画座作品』や単館系などの大手映画会社が直接に関わっていないミニシアター系などが中心で上映されていますね。いは現在は成功して有名になった監督や俳優の無名時代の旧作なども観れたりするのでたまに覗いてみたりするといいですよ。

途中退出ができる独自システム

早稲田松竹は途中退場ができるシステムがあります。その日限りで途中退出、途中入場ができる「外出証」というカードがあり、2本立てプログラムを時間を隔てて楽しむ事が出来ます。例えば午前中に1本、食事のために外出し夕方にもう1本を見るなど、当日限りで自由に出入りが可能なシステムがある珍しい映画館です。

当日限定で、出入りが何時でも出来るなんて今の最新映画館ではありえませんよね。またロビーにはリクエストボードというお客さんの見たい映画をリクエストする物があって投票者の中なら抽選で招待券のプレゼントがあったりします。「ミッドナイト・イン・早稲田松竹」と言ったオールナイト上映をもやっていますよ。

■ 基本情報

  • ・名称: 早稲田松竹
  • ・住所: 東京都新宿区高田馬場1-5-16
  • ・アクセス: JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅早稲田口から徒歩5分
  • ・電話番号: 03-3200-8968
  • ・料金: 一般:1,300円、学生:1,100円、シニア・小学生:900円
  • ・座席数:153席 
  • ・公式サイトURL: http://www.wasedashochiku.co.jp/

2. 新文芸坐 【池袋】

1956年開館。かつては松竹洋画系の封切映画館でしたが、現在は低料金2本立ての旧作名画座として営業しています。落語やお笑いのトークライブ会場としても用いられたり、映画監督や俳優のトークショーなどの催しも行われることがあります。

『新文芸坐(しんぶんげいざ)』の前身は、戦後渋谷にあった映画館『人世坐』の姉妹映画館、『文芸坐』なんです。いわゆる支店ですね。映画館のビルにはパチンコ屋のマルハンがありますが、『新文芸坐』は、お察しの通りマルハンが運営しているんです。

オールナイト上映も行なっています

企画にあわせた作品を3作から4作集め、深夜から朝まで上映する「オールナイト」も土曜日の夜を中心に行なわれています。昭和時代のなつかしの旧作が上映されることもあります。

オールナイト上映は、すべてが自由席になっていて、開場時間の少し前になったらチケットの整理番号順に入場するスタイルになっています。小さな映画館ですからね~人気の上映物があったりしてで混んでる時には、昭和スタイルで立見になる可能性もありますよ。

■ 基本情報

  • ・名称: 新文芸坐
  • ・住所: 東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F
  • ・アクセス:JR・地下鉄・私鉄各線「池袋」駅東口より徒歩3分
  • ・電話番号: 03-3971-9422
  • ・料金: 通常興行:一般:1,300円
  •                            学生:1,200円
  •                    友の会:1,050円
  •            シニア・身障者・小学生以下(3歳以上):1,050円
  •                      ラスト1本:850円
  • ・座席数:266席 
  • ・公式サイトURL: http://www.shin-bungeiza.com/

3. キネカ大森 【大森】

1984年に「日本初のシネマコンプレックス」と銘打ってオープンした映画館です。「シネコン」とは言えども、現在の規模とは違い、スクリーンの数は3つ。1980年代当時の昭和のシネコンを感じることができます。1998年以降アジア映画を上映していましたが、現在は最新の邦画・洋画から名画まで幅広く上映、なつかしの2本立てプログラムも実施しています。

シネコンの映画館で、昔ながらのミニシアターを体験できるのはいいですよね。シアター2と3は、座席数が100席以下の小ぢんまりした映画館になっていて、そこの空気感は、デジタルシネマ2Kプロジェクターを配しながらもレトロチックな雰囲気に浸れます。

■ 基本情報

  • ・名称: キネカ大森
  • ・住所: 東京都品川区南大井6-27-25 西友大森店5階
  • ・アクセス:JR京浜東北線「大森」駅東口徒歩3分
  • ・電話番号: 03-3762-6000
  • ・料金: 通常入場料金一般:1,800円、名画座2本立て料金一般:1,300円ほか
  • ・座席数:シアター1:134席、シアター2:69席、シアター3:40席 : 
  • ・公式サイトURL: http://www.ttcg.jp/cineka_omori/

4. 新宿武蔵野館 【新宿】

「新宿武蔵野館」が開館したのは1920年のこと。今からなんと95年前にオープンした映画館です。関東大震災での被災や、戦時中の空襲などの被害を受けながらもそのたびに再開、数度の営業方針の転換や改称を経て、現在は旧作やB級映画も含め幅広い映画を上映しています。新宿の街を1世紀近く見つめてきた映画館です。

ジャンルにとらわれず幅広いジャンルの作品を上映していて水曜日は男女問わず1000円になったのはうれしいですよね。ただしミニシアターなのですぐに満席になってしまいますね。ここで注意してほしいのは、2016年1月末から9月末まで改装のため一時休館になっていますよ。

■ 基本情報

  • ・名称: 新宿武蔵野館
  • ・住所: 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階
  • ・アクセス: JR・地下鉄・私鉄各線「新宿」駅中央東口より徒歩3分
  • ・電話番号: 03-3354-5670
  • ・料金: 一般:1,800円 ※前売等各種割引券あり
  • ・座席数:武蔵野館1:133席、武蔵野館2:84席、武蔵野館3:84席 
  • ・公式サイトURL: http://shinjuku.musashino-k.jp/

5. 吉祥寺プラザ 【吉祥寺】

電飾が付いたレトロな入り口前の看板が昭和を感じさせます。「吉祥寺プラザ」は、今はもう珍しくなってしまった単館ロードショー劇場。古くてレトロな建物やロビーですが、清潔感があり、係員の対応も丁寧です。現在の主流シネコンでは味わえない雰囲気を満喫できます。

近年、内装のテコ入れをしたようで3D映画だって見れちゃいますよ。会場の段差も結構つけられたので前列の人の頭もそんなに気にならないですね。気取った値段のお高い飲み物じゃなく自動販売機がロビーにあります。チケット売り場も昔ながらの窓口で「大人一枚♪」のセリフを言って買いましょう。

■ 基本情報

  • ・名称: 吉祥寺プラザ
  • ・住所: 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19
  • ・アクセス: JR中央線「吉祥寺」駅より徒歩7分
  • ・電話番号: 0422-22-5336
  • ・料金: 一般:1,800円、学生:1,500円、幼児・シニア:1,000円
  • ・座席数:216席 
  • ・公式サイトURL: http://www.toukoueiga.com/kichi/index.html

6. 飯田橋ギンレイホール 【飯田橋】

1974年に開業、ロードショーが終わった旧作映画の中から2本立てで上映する名画座。赤いレンガがどことなくレトロな雰囲気です。日本・アメリカ、アジア、ヨーロッパなど、世界中のあらゆるジャンルの映画の名作を観ることができます。「ギンレイ・シネ・パスポート」は、シングル(1万円)、ペア(1万8千円)、グループ(3万円)の3種類で、1年間フリーパスという画期的なカード。期間内ならば何度でも使用できるほか二本立の作品を別の日にバラして観ること、また気に入った作品を何度でも観ることもできます。

もう数が少なくなった「名画座」なんですね。この映画館でアルバイトをしていた有名な監督さんがいるんです。その方は「武士の家計簿」や「家族ゲーム」「失楽園」といった映画を生み出した森田芳光さんなんです。

■ 基本情報

  • ・名称: 飯田橋ギンレイホール
  • ・住所: 東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館
  • ・アクセス: JR総武線「飯田橋」駅下車 西口改札より徒歩3分
  •                   地下鉄各線「飯田橋」駅B4a、B4b出口より徒歩1分
  • ・定休日: 年中無休
  • ・電話番号: 03-3269-3852
  • ・料金: 一般:1,500円、学生:1,200円、シニア:1,000円
  • ・座席数:206席 
  • ・公式サイトURL: http://www.ginreihall.com/

7. 岩波ホール 【神保町】

岩波書店が経営する映画館。1960年代にテレビの発達により映画産業が衰退することを危惧し、文化的に質の高い映画を上映する目的でオープンしたミニシアターの草分け的存在。まだ「ミニシアター」という言葉がない昭和の時代から東京の小規模劇場の代表でした。日本では上映されることの少ない、アジア・アフリカ・中南米など欧米以外の知られざる名作や女性監督の作品を積極的に紹介していることでも有名です。

ロビーはミニシアターの中でもとっても綺麗で落ち着いた雰囲気になっています。ここでは「エキプ・ド・シネマの会」という物に入会金2000円で入ると、2年間使える会員証がいただけます。それをチケット購入時に見せれば1300円で2枚まで購入出来て上演案内も送られてくるのでいいですよ。

■ 基本情報

  • ・名称: 岩波ホール
  • ・住所: 東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル10F
  • ・アクセス:都営三田線、新宿線、東京メトロ半蔵門線A6出口直結
  • ・電話番号: 03-3262-5252
  • ・料金: 一般:1,800円、大学生・シニア:1,500円、小中高校生:1,200円
  • ・座席数:220席 
  • ・公式サイトURL: http://www.iwanami-hall.com/

8. 目黒シネマ 【目黒】

1975年から、目黒の駅前にひっそりと建つ名作座。「いつも腹ペコ2本立て」をキャッチコピーに、少し遅れたタイミングではあるもののヒットしたばかりの名作映画を観れる上、2本立てなのでかなりお得な印象。大蔵映画株式会社が経営、入口の館名のプレートやロビーの内装も従業員や支配人の手作りなのだとか。映画のポップやロビーは手作り感が満載。
ロビーには映画に関する書籍もあり、身分証明書を出せば貸し出しもOKなのだそうです。

邦画や洋画、ロードショーを終えた作品などなど幅広く上映しています。ロビーは、映画を愛するスタッフが改装したそうで直に足を運んで、その素敵な手作り感を堪能してみてはいかがでしょうか。もちろん毎週土曜日と祝祭日前夜にはオールナイトの上映も開催されていますよ。

■ 基本情報

  • ・名称: 目黒シネマ
  • ・住所: 品川区上大崎2-24-15目黒西口ビルB1
  • ・アクセス: JR山手線「目黒」駅西口より徒歩3分
  • ・電話番号: 03-3491-2557
  • ・料金: 一般:1,500円、学生:1,200円、シニア:900円
  • ・座席数:100席 
  • ・公式サイトURL: http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/
最終更新 : 2016年05月13日

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